Excelモデルで学ぶモンテカルロシミュレーション
無料のExcelファイル付きの例題と、お手元のExcelモデルで使えるモンテカルロシミュレーションのガイドです。ここに載せた数値は、xellstormエンジンの実際の実行結果です。
例題
各モデルは、入力・出力・目標を設定済みの状態でアプリに開けます。Excelファイルもダウンロードできます。
- 事業計画
NPVがマイナスになる確率は?
基準ケースのNPVがUSD 562kの事業計画で、シミュレーション結果の29.6%はNPVがマイナスになります。NPVとIRRのシミュレーション方法を、Excelファイル付きで解説します。 - プロジェクトのコストとスケジュール
建築工事にコンティンジェンシー(予備費)はどれくらい必要か?
例題:建築工事の見積もりでは、シミュレーション結果の94.2%が、最も可能性の高いコストの合計を超えます。建築工事のコンティンジェンシー(予備費)をモンテカルロシミュレーションで見積もります。 - リスク登録簿
リスク登録簿のコンティンジェンシー(予備費)はいくら必要か?
確率×最頻の影響額の合計は291ですが、シミュレーションでの平均損失は359、最悪5%の平均は1,436(USD千)です。コンティンジェンシーは最悪側から決めます。 - 在庫方針
コストと欠品のバランスをとる発注点はどれか?
発注点を180個から250個に上げると、欠品が起きる年の確率は28.0%から5.1%に下がり、年間の平均コスト2,133に345が加わります。 - 公差積み上げ
公差積み上げ解析:最悪ケース、RSS、モンテカルロのどれを使うか?
ハウジングと5個の部品の例です。最悪ケースではすきまが0.120 mmまで縮む可能性があるのに対し、RSSでは0.4 mm未満が3.29%、20,000回のモンテカルロシミュレーションでは3.21%です。 - 設備の信頼性
直列系が1年以内に故障する確率はどのくらいか?
寿命がワイブル分布に従う4部品の直列系で、機器の79.0%が1年(8,760時間)以内に故障、平均寿命は5,712時間。シミュレーションと理論値を比べます。 - 発注量
需要が不確実なとき、何個発注すべきか?
需要は平均1,000個(標準偏差200)、1個あたりの価格10、原価4、処分価格1の場合、臨界比による発注量は1,086.1個、モンテカルロ探索では1,090個になります。
ガイド
- ガイド
Excelでモンテカルロシミュレーション:アドインあり・なしの3つの方法
Excelモデルでモンテカルロシミュレーションを実行する3つの方法:RAND()とデータテーブル、アドイン、アドイン不要のブラウザーツール。PERT分布の数式付き。 - ガイド
P50・P80・P90の意味と、予算を組む水準の選び方
P80は、シミュレーション結果の80%がそれ以下に収まるコストです。建築プロジェクトのコスト項目6つのP80を足し合わせると2,843になりますが、実際に合計のP80を求めると2,756です(USD千)。 - ガイド
ExcelでPERT分布を使う:数式・平均・使いどころ
PERT分布は、最小から最大までのベータ分布で、平均は(最小+4×最頻+最大)/ 6です。ExcelのBETA.INV数式と、三角分布との違いも解説します。 - ガイド
トルネード図と感度分析の解説
トルネード図は、各入力を1つずつ動かします(xellstormでは既定でP10からP90)。建築の見積もりでは、1つのリスクがコストを150(USD千単位)動かします。 - ガイド
スケジュールリスク分析:プロジェクトが遅れる理由
最頻の所要期間で組んだ建築スケジュールは55週目に完了する計算ですが、その時点までに完了するシミュレーション結果は14.3%だけです。理由と、P80の完了週の決め方を解説します。 - ガイド
@RISK、ModelRisk、Analytic Solverのモデルを移行する
xellstormは、@RISK、ModelRisk、Analytic Solverの分布関数164個を読み取ります。変換できたものと、変換できなかった数式の理由は、一覧で確認できます。
xellstormは、Excelモデル向けのブラウザー型モンテカルロシミュレーションツールです。アドインは不要で、Excelファイルがパソコンの外に出ることはありません。